　収穫期までは、灰星病と同時防除が可能である。収穫後が最重要防除時期であるので、収穫が　終了したら直ちに、次のいずれかの薬剤から選択し防除する。有機殺菌剤としてはオーソサイド水和剤80 800倍、QoI剤ではアミスター10フロアブルやファンタジスタ顆粒水和剤3,000倍やスクレアフロアブル3,000倍、SDHI剤ではフルーツセイバー1,500倍、またQoI剤とSDHI剤の混合剤であるナリアWDG2,000倍、あるいは無機銅剤を含むキンセット水和剤 500倍またはコサイドボルドー1,000倍のいずれかを15～20日間隔で2、3回散布する。薬害防止のためにクレフノン 100倍を加用する。またこれらの殺菌剤に替えてボルドー液4-4式を使用しても有効である。